高精度な洗浄工法を 取り扱っております。

洗浄と聞くと、一般的に日常生活で出た汚れを清掃したり、洗濯したりを思い浮かべる方も多いかと思います。しかし、産業洗浄となりますと生産や製造により出た汚れを洗浄していきますので、一般的な洗浄とは異なり、洗浄方法は多岐にわたります。加工前の材料からいわゆる産業廃棄物まで洗浄していくため、専門的な洗浄工法が必要となりますが、洗浄工法は継続して進化していきます。Tnorで行っている洗浄工法を下記にまとめておりますので、ご参考までにご覧ください。

洗浄可能物のご紹介

下記にTnorでの洗浄可能物を一例ではございますが紹介しております。
ご依頼の参考になれば幸いです。

半導体関連の材料洗浄

半導体材料としては純度の足りない
金属シリコンから不純物を取り除く材料洗浄を行います。

酸・アルカリを用いた洗浄やオゾン洗浄
超純水洗浄を組み合わせて対応いたします。

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溶剤・薬品が付着した部品部材

アルコールやアセトンなど、他の物質を溶かす性質を持つ溶剤や
その他薬品関連が付着した製造器具容器等の洗浄が可能です。

溶剤や薬品が付着した物質の洗浄は比較的に危険を伴う場合がございます。
そのため、付着している物質は何なのかを分析・検査し、効率的に洗浄を行います。

洗浄後は再度ご利用いただけますので、リサイクルに繋がります。

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産業機器の洗浄

産業用機械とも呼ばれているものですが、あらゆる工場や作業現場で生産性を上げるために活用されている機械です。
ボイラ・化学機械・環境装置・風水力機械・運搬機・原動機など、小さい機械から大きい機械まで多種多様な機械や各種部品の洗浄を承っております。
郵送かTnorまでご持参いただければ検査やテスト洗浄も可能です。是非ご活用ください。

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洗浄対象のご相談もお気軽に

上記に無いような対象物で洗浄にお困りの方は、是非一度ご相談ください。
いきなり洗浄を任せるのは不安、一度洗浄結果を見てみたいという方には
以下の方法がございます。


◇小ロットからの洗浄を行っていただく
◇対象物を郵送で送っていただき、検査を行う
◇テスト洗浄を行って結果を見てからお見積り


お電話で詳しくお伺いし、ご提案をさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。

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設備環境

Tnorで使用している設備をご紹介いたします。

クリーンルーム

洗浄度クラス1000以下


洗浄時及び洗浄後の製品に不純物が付着しないようにするため、
クラス1000以下のクリーンルームを保持しています。
医薬関係や食品関係のクリーンルームの設備では10,000以下のところが多いですが、1平方メートルの範囲に0.3μ〈ミクロン〉の不純物が1000以下レベルと、極限まで減少させました。対象物をクリーンな状態でお届けいたします。

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超純水製造設備

超純水とは、不純物をほぼ含まない極めて高い純度の水のことです。
ハングリーウォーターとも呼ばれ、
ものを溶かす能力が高く、汚れや不要な成分を取り除きます。
酸やアルカリ、溶剤等で洗浄した後、超純水で仕上げることで薬液残りを防ぎます。

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蛍光X線分析装置

蛍光X線分析装置を使って、未知の物質にX線を照射し、
そこから発生する蛍光X線を測定することで、
どのような物質が存在するかわかります。
物質に合わせて洗浄方法を決めるだけでなく、
洗浄効果を確認することもできます。

蛍光X線分析装置

オゾン発生装置

オゾンは強い酸化力があり、多くの不純物を分解除去することができます。

高濃度オゾン発生装置を所持しているので幅広い洗浄に対応できます。

オゾン洗浄

超音波洗浄

洗浄槽に超音波を発生させ、気泡を生成し、
弾けた時の衝撃波を利用する洗浄です。
超純水や薬液の洗浄効果を促進する効果も期待できます。

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脱脂洗浄

金属の脱脂洗浄も対応いたします。

大型の洗浄槽を2台所持しております。

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クリーンオーブン

HEPAフィルター〈高効率粒子捕集フィルター〉を内蔵し、高温でも清浄度を維持したままの乾燥を可能にする設備です。
HEPAフィルターとは、非常に密度の高い繊維で構成されており、微粒子を効率的に捕らえる構造を持っています。
アレルギー症状を軽減するための空気清浄機などにも採用されています。
半導体や液晶、精密機具など恒温試験の際に使用されます。

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検査方法

【真空検査】
気圧を低圧もしくは真空状態に設定し、その状態下で様々な特性や性能を検査・評価します。

【超高圧検査】(0.05~200MPa)
極めて高い圧力をかけ、その耐久性や性能を評価する検査方法です。

【パーティクル検査】(0.3μ以上)
物体表面や流体中の微小な粒子(パーティクル)を検出し、品質管理や安全性評価などの目的で使用される検査方法です。

【露点検査】
空気中の水蒸気が凝結して水滴となる温度を測定し、その温度を基準に空気中の湿度を評価する検査方法です。

【蛍光X線分析】
物体にX線を放出し、跳ね返りを測定することで表面分析を行います。
洗浄前の汚れの成分を調べたり、洗浄後の薬液残りがないか確認したりします。

【その他機器】
マイクロスコープ・顕微鏡など

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